板橋区議会 > 2012-10-04 >
平成24年10月4日健康福祉委員会−10月04日-01号
平成24年10月4日企画総務委員会−10月04日-01号

  • "借用等"(/)
ツイート シェア
  1. 板橋区議会 2012-10-04
    平成24年10月4日健康福祉委員会−10月04日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    平成24年10月4日健康福祉委員会−10月04日-01号平成24年10月4日健康福祉委員会  健 康 福 祉 委 員 会 記 録 開会年月日  平成24年10月4日(木) 開会時刻   午後 1時00分 閉会時刻   午後 3時22分 開会場所   第4委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委 員 長   おなだか  勝       副委員長    かなざき 文子  委   員   山 田 貴 之       委   員   井 上 温 子  委   員   荒 川 な お       委   員   し ば 佳代子  委   員   河 野 ゆうき       委   員   松 岡しげゆき  委   員   佐々木としたか 説明のため出席した者  健康生きがい          細 井 榮 一       保健所長    原 田 美江子  部   長
     福祉部長    鍵 屋   一       健康推進課長  森     弘  生きがい          高 山 勝 也       生活衛生課長  三 浦 康 之  推進課長                        おとしより  介護保険課長  石 橋 千 広       保健福祉    近 藤 直 樹                        センター所長  福 祉 部                 障がい者          小 林   緑               村 山 隆 志  管理課長                  福祉課長  志村福祉          桑 子 早 苗  事務所長 事務局職員  事務局長    白 石   淳       書   記   大和久 智 弘                健康福祉委員会運営次第 〇 開会宣告 〇 理事者あいさつ 〇 署名委員の指名 〇 議  題   《健康生きがい部関係》    陳情第64号 犬の住民票に関する陳情(5頁)   《福祉部関係》    陳情第65号 障がい者の高等部卒業後における地域生活と就労に関する陳情(15頁)    陳情第66号 板橋キャンパス再編整備基本計画の高齢者の福祉施設等ゾーンの中に障がい者福祉センター、障がい者支援施設の設置を求める陳情(40頁) 〇 閉会中審査したものの継続審査申し出[別掲] 〇 調査事件について 〇 閉会宣告 [別掲]   《健康生きがい部関係》    陳情第29号 区立特別養護老人ホームの建設を求める陳情                            (継続審査分23.9.29受理) ○委員長   ただいまから健康福祉委員会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のごあいさつをお願いいたします。 ◎福祉部長   さわやかな秋空でございます。本日は健康福祉委員会2日目でございます。本日の議題は、陳情が3件でございます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員をご指名申し上げます。  荒川なお委員しば佳代子委員、以上お2人にお願いいたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   きょうも暑くなりそうなので、上着を脱ぐ方はどうぞ脱いでいただいて結構でございます。  それでは議題に入ります。  初めに、健康生きがい部関係の陳情の審査を行います。  陳情第64号 犬の住民票に関する陳情を議題といたします。  陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。 ◎生活衛生課長   それでは、陳情第64号 犬の住民票に関する陳情についてご説明させていただきます。  陳情提出者は表紙に記載のとおりでございます。  犬の住民票につきましては、住民票の発行を契機としまして、犬の登録率を向上させることを目的として平成22年1月から発行してございます。はがきサイズの大きさでデザイン等区民公募をした上で決定しています。昨日までの累計で1,178枚発行しておりますが、発行枚数は年々少なくなってきていますので、今後はPR活動等をさらに充実しまして、発行枚数をふやしていきたいというふうに考えています。  それでは、陳情の願意ですけれども4点ございます。  初めに、1点目の携帯サイズへの小型化についてです。小型化は携帯するのに便利という半面情報量が少なくなってしまうという面もありますので、今後区民の方々の要望なども踏まえまして検討したいというふうに考えております。ただ、現在の犬の住民票につきましてはまだ在庫が5,000から6,000枚程度残っているという状況がございます。当面は現在の住民票を使用していきたいというふうに考えてございます。  次に、マナーに関する誓約書についてです。住民票はあくまでも希望者に任意に発行しているものですので、誓約書を求めるまでの根拠となるものはないというふうに思っていますけれども、住民票自体マナーを守りましょうとか、犬のふんを持ち帰りましょうなどの啓発の文章を印字することは可能だというふうに考えています。  次に、有料化についてです。犬の住民票は印刷代としまして平成21年度に4,000枚印刷しまして9万6,600円、22年度にも4,000枚印刷しまして7万9,800円の経費をかけてございます。しかし、平成23年度及び24年度は在庫を使用しておりますので、直接的な経費はかけていません。そのような状況でありますし、有料化によって発行枚数の減少につながる可能性も高いため、有料化の検討も行わなければなりませんけれども、慎重に検討していきたいというふうに考えてございます。  最後に、1年更新についてです。犬には狂犬病予防法に基づく登録制度がございます。一生に一度の登録ということになります。狂犬病予防法という法律による登録制度更新制度がない中で、任意の犬の住民票に1年更新を求めるのは難しいというふうに考えてございます。  犬の住民票につきましては冒頭に申し上げましたとおり、より発行枚数をふやしていく取り組みを引き続き行っていきたいというふうに考えてございます。  説明につきましては以上でございます。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手を願います。 ◆松岡しげゆき   今、更新に関しまして狂犬病の予防法で規定がないということなんですが、それはそれとして今まで1,178枚の累計で登録されたわけですけれども、更新をしないということは仮に犬が死んじゃった場合とかもそのままということですよね。ここら辺の対応というのはどういうふうに具体的にはされているのか。 ◎生活衛生課長   亡くなった犬につきましては、犬の死亡届という登録がありますので、そちらのほうを出していただくことによりまして、保健衛生システムの中に畜犬システムというものがございますけれども、そのシステムで管理をしているという状況でございます。 ◆松岡しげゆき   その犬の死亡申請というのは、実際にやっている人とやっていない人がいると思うんですけれども、そこら辺は例えば100%とはいかなくても、ある程度の七、八割方はやっていただいていますというのか、現状はどうなんですか。 ◎生活衛生課長   現状でございますけれども、まず犬の登録数につきましてはいわゆる登録されている数は23年度末で1万8,625頭という数になりますけれども、推計は3万とも4万ともいわれている中で登録が十分ではないというところがまずございます。先ほどの犬の死亡届につきましても、毎年1回登録している方につきましては狂犬病予防注射の通知を年に1回出しておりますので、登録している方はそれを見ていただいて亡くなっているということであれば届け出をしていただくというのが一般的な流れでございます。 ◆松岡しげゆき   関連してちょっと確認なんですけれども、狂犬病の登録をしなきゃいけない、予防接種を受けなきゃいけないということ、犬を登録しなきゃいけないということは法律で定められている。しかし、3万から4万現状いる中でたった2万頭弱の実際の登録しかされていないし、狂犬病予防注射も受けていないということは、かなりの法令違反をしてペットを飼っていらっしゃる方がいるという事実に対して、一つは罰則規定があるのかどうか。もう一つは、区としてはどうすべきなのかという認識を伺いたい。 ◎生活衛生課長   まず、罰則につきましては狂犬病予防法の第27条に規定がございまして、犬の登録をしないもの、または犬に予防注射を受けさせないものにつきましては20万円以下の罰金という規定がございます。これにつきましては、当然ご存じの飼い主の方もいらっしゃると思いますけれども、ひょっとしたら知らない方もいらっしゃるのかなという部分もあります。やはり入り口のところのペットショップ、それから動物病院等々と連携して啓発をより強めていきたいというところは、昨年度と今年度に東京都と検討会を持っておりまして、その中でペットショップ動物病院等との連携について強めていきたいという具体的な検討を今している最中でございます。 ◆松岡しげゆき   法律で規定された狂犬病予防の登録、それから注射もままならない中で、犬の住民票ということも一つの飼い主の登録アップを目指していこうということでやっているんだけれども、実際的には余り成果が上がっていないというか、1,200弱ということはまだまだ改善の余地があるということですよね。ここら辺について今後どうしていこうと思われているのかというのを。 ◎生活衛生課長   まず、委員ご指摘のとおり、犬の住民票については現在伸び悩んでいるという状況がございます。ここにつきましては今年度ちょっと改善をしたいというふうに思っておりまして、まずホームページに掲載をしていなかったということもございますので、8月から犬の住民票につきましてはホームページに載せさせていただいております。それから、毎年板橋区の獣医師会と共同しまして犬のしつけ方教室を行っておりますので、こちらのほうでPR活動をしまして参加者に配付をする。その口コミ等で広がっていけばいいなという取り組みをしているというところと、あとは今度の10月20日、21日に区民まつりがございますけれども、そちらのほうでもPRをしていきたいというところで、PR活動については努力をしていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆松岡しげゆき   最後に1点。今20万円以下の罰金といわれましたが、実際に摘発されたケースというのはあるんですかね。 ◎生活衛生課長   現状、この適用をされたケースというのはちょっと把握してございません。 ◆松岡しげゆき   別に、犬を飼う、飼わないというのは、それだけであるならば何を飼おうが本人の自由なんですけれども、ただ狂犬病ということが一たん起きますと、これは発症したら必ず死に至る大変なことということで、こういう厳格な法律があるにもかかわらずまだまだマナーが守られていない、マナー以前の問題だよね。これはちょっと区としてもやっぱり、住民票に関する陳情なんですけれども、根本のところをやはり真剣にとらえていかないと万が一狂犬病の発生なんか起きたりしたら、これは区がどう責任を取るなんていうことをいったらかわいそうだから、これは本当に啓発に努めていただきたいということを要望して終わります。 ◆山田貴之   幾つか質問をします。そもそも犬の住民票をつくった目的というのは何だったのかというのをもう一度確認したいと思います。 ◎生活衛生課長 
     冒頭に申し上げましたとおり、まず飼い主の方がご自身の飼い犬への愛着を高めてもらうことで登録率をよりふやしていきたいという取り組みの一つとして始めたものでございます。 ◆山田貴之   そうですね、飼い主の愛着、飼い主の方が自分の子どものように、家族のようにかわいがっているという延長線で自分のわんちゃんにも住民票があればいいなというような思いからかなというふうに想像します。発行枚数が現在1,178枚ということなんですけれども、ただその在庫が5,000から6,000、厳しい言い方をすると板橋区でちゃんと登録されている犬が1万数千に対して5,000から6,000の在庫を用意するということは、最初は随分盛り上がってやろう、やろうといってつくった割には実際のところ初年度でも600枚とか、かなり用意した枚数の10分の1ぐらいですね、この辺の感覚ですよね。5,000から6,000を用意した目安というのは、何をもってこの枚数を用意したのかというのを教えてください。 ◎生活衛生課長   まず22年1月から始めましたけれども、22年1月から3月までの発行枚数が627枚ということでございまして、単純にこのペースで1年間いけば、3,000枚から4,000枚ぐらいの発行になるのかなという想定はしていたところでございますけれども、実際には22年度1年間で365枚、それから23年度は1年間に109枚という形で下がっているという部分につきましては、想定よりも伸び悩んでいるということについては改善をしていかなければならないというように思っているところでございます。 ◆山田貴之   陳情ではバージョンアップということを求めておるんですけれども、現状を見る限りバージョンアップというか現状をどうするのかというところがまず先ではないかというふうに私なんかは思います。それぞれ板橋区としてもいろんな事業を抱えている中で、やっぱり一つひとつの事業をしっかりと最後までやり切ると。もしこの5,000から6,000つくるんだったら何年間でやり切るというところをやっぱり計画を立てて準備してやらないと、本当に現状財政が厳しい中で一つひとつの事業が膨らめば当然全体にはね返りますので、そのところは大事にしてもらいたい。これはちょっと前に行われた事業でこういう状況ですけれども。  そこで、この5,000から6,000枚の在庫、今言っていただいたのが8月からホームページとか犬のしつけ教室でも配付しています、区民まつりでということでもあるんですけれども、これは効果としてはどれぐらい上がっているか、手ごたえとかあれば教えてください。 ◎生活衛生課長   平成23年度が1年間に109枚というところでございまして、24年度も8月から少し取り組みをしまして現在までで24年度が77枚ということですから、若干の増ということではありますけれどもまだまだ少ないということもありますので、さらに拡大をしていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆山田貴之   最後にしますけれども、とにかく在庫分も含めて今後更新制でもなくて、やっぱり亡くなったわんちゃんもそのままになると。犬の死亡届という制度もあるんですけれども、そこの周知も多分そこまで浸透していない中でやっぱり延べわんちゃん数だけがずっと枚数発行に計上されていくような、やりっ放しでそのままどうしようかみたいな状況は、やっぱりどこかで区切りをつけて考えていかなきゃいけないというふうに思いますので、こういう陳情が出されたことをいいきっかけにしてよりよい事業になるように検討いただければと思います。要望です。 ◆しば佳代子   日本で年間30万頭もの犬とか猫が理不尽に処分されているという現実があって、その上で板橋区で初めて犬の住民票ができたということで大変喜んでいる方も多いと思います。先ほどこの目的が犬への愛着を高めるとおっしゃっていたんですけれども、狂犬病予防法予防接種率の向上が目的だったと思います。そういったものも含めて犬の住民票をつくるだけが目的ではなくて、そこの裏に潜んでいるのが殺処分ゼロに向けてだったと思います。迷い犬をなくすとか、そういうことだったと思うんですけれども、そこに向けてやはり犬の住民票をどうする、どうするというのではなくて、そこに向けていくのが、先の目標を持っていくのが大事だと思っています。例えば、今回の陳情で上がっています1番目の携帯サイズの小型化を実施するとなるとどのくらいの予算がかかるかわかりますか。 ◎生活衛生課長   犬の住民票につきましては確かに愛着を持ってもらうことで登録率、それから狂犬病の予防の接種率を上げていきたいということで始めたものでございます。  それから、カード化するに当たりましては専門の印刷をする機械の設置が必要というところでありますけれども、それが大体20万前後というところはありますけれども、具体的に実際小型化するとどのぐらい経費がかかるかということの具体的な詰めはまだ計上してございません。 ◆しば佳代子   こういったことが上がっていますので、ぜひ調査だけでもしていただきと思います。現状と、あとはこれをやった場合にはどうなるのかということもきちんとお話をしていただければと思いますので、今後はそのような形で行ってください。  以上です。 ◆荒川なお   携帯する犬の住民票なんですが、小型化すると。そうなると、この陳情の文章からは犬につけるのか、人が携帯するのか、ちょっとその辺がわからなかったんですが、それに対しての認識もお願いします。 ◎生活衛生課長   まず、犬には登録しますと犬の鑑札という小型の鑑札がありますので、それを犬につけるというところでもありますので、犬の住民票につきましては飼い主さんが財布などに例えば入れて持ち歩くことができるようにというような意図で携帯サイズにしてほしいという願意だというふうに考えてございます。犬の住民票を飼い主さん同士で見せ合ったりすることでコミュニケーションツールとしての活用、それから地域の方々へのマナーを守って飼っているということのアピールなども想定されているのかなというふうに思っているところでございます。 ◆荒川なお   あと、この陳情項目に書かれているような4つのことがほかの自治体とかでやられている、近いようなものとかがもしあれば教えてください。 ◎生活衛生課長   犬の住民票につきましては板橋区独自の取り組みだというふうに認識してございますので、ほかの自治体では恐らくこれに近いような事例はないのかなというふうに思ってございます。 ◆井上温子   先ほど板橋区の犬の数が約3万頭とおっしゃっていたんですけれども、どのように把握されているのかお聞かせください。 ◎生活衛生課長   なかなか推計というところで非常に難しいところではあるんですけれども、こちらは平成23年度に東京都が実態調査を行ってございます。アンケート結果に基づくものでございます。実際にそのアンケートをもとに世帯飼育率、それからその世帯がどのくらい飼っているかという平均頭数を出しまして板橋区の世帯数に合わせますと3万頭弱という形になるんですけれども、ただ一方でペットフード協会というのも全国規模アンケート調査を行ってございます。こちらの数をもとにしますと6万頭強という話になります。ただ、ペットフード協会全国規模ですので、東京都よりは当然世帯飼育率が高いのかなという部分もありますので、どちらかというと東京都のほうが推計に近いのかなという感覚は持ってございます。あくまでも推計の数ということで3万頭から5万頭ぐらいの数字と思っているところでございます。 ◆井上温子   先ほど、目的のところでしば委員からあったように狂犬病予防接種率を上げるだとか迷い犬をなくすとかいうことがあったと思うんですけれども、そもそも犬の住民票に登録される方というのは予防接種をもともと受けるような方が登録されるんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎生活衛生課長   実際犬の住民票には裏面に注射を受けた日付を書くような欄もございます。確かに委員おっしゃるとおり意識の高い方のほうが住民票をとる方が多いのかなと思いますので、住民票を始めた当初は珍しいということもありまして、これを契機に登録をしたという方もいたというふうに聞いておりますけれども最近はちょっと減ってきているという状況もありますので、その辺の実態をちょっと把握しながら進めていきたいと思ってございます。 ◆井上温子   そういう意味は、登録してもしなくても任意のものなんでしょうけれども、何かもう少しうまく活用していかないと、結局登録されているのが1,178枚で、このままいくと尻すぼみに廃止されてしまうようなものになってしまうのももったいないのかなと思うので、どうなんですか、できる限り登録してもらうとか、陳情の中にある有料化とか1年更新というのは確かにあれなのかもしれないんですけれども、2番にある発行時にマナー向上に努める誓約書を書くというところに関しては、ある意味目的マナーを守っていただきとか、接種率を上げたいということだったらなくはないのかなと思うんですけれども、そのほうが住民票に登録しただけじゃなくて、犬を飼うにはこういったマナーがありますよとか、こういう予防接種を受ける義務がありますよとか、そういったものを説明する機会になるのかと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎生活衛生課長   まず、犬の登録をされた方につきましては愛犬の手引というものもありまして、その中にマナーのことですとか、狂犬病の注射の話とかすべきことの記載をさせていただいてございます。マナーの誓約書につきましては、なかなかそれを拘束する根拠となるものはないという形ではありますけれども、例えば任意で書いていただくような、それから先ほども言いましたように住民票に印字するような工夫なども少し考えていきたいと思っているところでございます。 ◆かなざき文子   この陳情が出されてきた背景は、区としてはどのように。何があってこの陳情が出されてきたというふうに受けとめていらっしゃいますか。 ◎生活衛生課長   すみません、陳情の出された背景ということで明確に陳情者にお聞きをしているわけではございませんので、なかなか難しいかなと思ってございますけれども、実際にやはり愛犬家とおっしゃられる方たちにつきましては住民票に愛着を持っていただいているという部分は大変ありがたいというふうに思っているところでございますし、ただ、愛犬家とそうでない方という部分で地域によっては少し意見の相違という部分もあると聞いておりますので、その辺も陳情の背景にはあるのかなというふうには感じているところでございます。 ◆かなざき文子   住民票の実績がなかなか上がらないのは周知不足だけだと思いますか。 ◎生活衛生課長   一つは周知不足ということもございますけれども、やはり住民票をとったことで何かしらいわゆるインセンティブというものでしょうか、そういうものがなかなか見出せないのかなというふうには感じているところでございます。 ◆かなざき文子   例えば、住民票を持っている犬は公園に入ってもいいですよ。23区の中で公園に犬が入ってはいけないのは板橋区とほかにどこかありますか。 ◎生活衛生課長   いわゆる本当に全面的に禁止というのは板橋区だけだと聞いてございます。 ◆かなざき文子   そうなんですよね。私は住民票バージョンアップして、この住民票を持っている犬は飼い主もマナーの意識も高いだろうし、意識もあるということで、そういう犬は公園の中に入ってもいいよとか、何かそういうことを背景的には何となく私は感じるんですよね、私だけでしょうか。23区の中で板橋だけが公園の中へ犬を連れて入ることができないという点では、非常に犬の散歩に皆さんすごい苦労をされていますよね。でも非常に、私石神井川沿いですけれども、このごろはみんな水を持って、便だけではなくて、お小水をしたところも水できちっと流して行かれるということでは本当に、そういう意味では昔では考えられないぐらい非常に皆さん飼い主のマナー、意識というんでしょうか、いろんな意味で高まっているのかなと思いつつも、でも犬の自由というんでしょうか、犬と人との共生ってこういうあり方が本当にいいんだろうかという点では非常に考えさせられる光景だなというふうにも受けとめています。そういう点ではせっかく板橋独自でつくったこの住民票が、先ほど何かないとというところでは、やっぱり特典が何かないとそれをきちっと交付してもらいに申請するといことはなかなか広がっていかないんじゃないかなというふうに思うんですよね。そういう点で今後のやっぱり研究課題という点では浮かび上がっているんではないかというふうに私は感じているんですけれども、その点についてはいかがですか。 ◎生活衛生課長   実は、件名はちょっと正式には覚えていないんですけれども、都市建設委員会のほうに犬の住民票を持った方が区の公園に入れるようにという陳情が今審議中でございます。その辺も含めて、私とみどりと公園課長のほうでも情報交換をしながら、都市建設のほうにかかっている陳情者にもお会いしながら話を聞いているところでもございますので、その辺はちょっとみどりと公園課とも連携しながら人と動物との共生というのはやはり大きなテーマでございますので、その辺はしっかりと対応していきたいと思っているところでございます。 ○委員長   それでは、この程度で質疑並びに討論は終了し意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆荒川なお   結論から言いますと継続を主張します。  1つ目なんですが、住民票の小型化については飼い主の意識を高めることが期待できるのか、その効果はまだわからないので、もう少し検証が必要だと思います。  2つ目なんですが、マナーの向上はもちろん必要なんですが、誓約書を義務化することによってそれが担保できるのかということもわからないので、もう少し検証したいというふうに思います。  あと有料化についてですが、有料化することによって逆に住民票にお金がかかるので、住民票の登録数が減ることがあってはならないと。何か先ほどかなざき委員が言っていましたが特典があるならば理解できますが、有料化の導入についてはもっと慎重に検討するべきだというふうに考えます。  4つ目は1年ごとの更新についてですが、定期的な更新は必要ですが、それが1年がいいのか、区役所の体制、利用者の利便性など総合的に検討する必要があるというふうに考えておりますので継続を主張します。 ◆井上温子   私も1から4まですべて継続を主張させていただきます。理由は、今回陳情を上げてくださったことで審議するいい機会をいただいたと思っていて、ただ、すごくよくわかったのは、この陳情の内容以前にもう少し犬の住民票自体の活用法を検討しなければいけないということがよくわかったことと、あと都市建設委員会のほうの陳情というのもどうなっていくのかを見ていきたいと思っています。 ○委員長   それでは以上で意見を終了いたします。  お諮りいたします。  陳情第64号 犬の住民票に関する陳情を継続審査とすることにご異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議ないものと認めます。  よって、陳情第64号は継続審査とすることに決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、福祉部関係の陳情の審査を行います。  陳情第65号 障がい者の高等部卒業後における地域生活と就労に関する陳情を議題といたします。  陳情の朗読を省略し、理事者より現状について説明願います。 ◎障がい者福祉課長   それでは陳情第65号 障がい者の高等部卒業後における地域生活と就労に関する陳情についてご説明いたします。  陳情者につきましては記載のとおりでございます。  高等部卒業後については大変切実な問題であるものでございます。また、特別支援学校の24年度卒業生は65名と把握しているものでございます。  それでは、願意が7項目ございますので、一つひとつ現況についてご説明いたします。  まず1つ目でございますが、新たな福祉園の開設や現在の各福祉園の増改築あるいは福祉園に多機能型施設の増設をということでございます。現況でございますが、昨年6月に三園福祉園を開設しておりまして、9月末現在9園で676名が在籍しているところでございます。来年度も36名の入所者が見込まれておりますけれども、現在定員の弾力化等により対応しているところでございます。また、第二次板橋区地域保健福祉計画上では平成27年度まで生活介護施設整備し、改修が2園、施設の多機能化については就労移行支援事業の実施により機能拡充を図る目標となっているところでございます。  2つ目でございます。こちらは工賃増額をということでございます。現状でございますが、福祉園で作業をしている方の平均工賃は平成23年度実績で月1万1,768円でございます。スマイルマーケット高島平駅ナカ店などで自主生産品を販売しておりまして、工賃に反映させているものもございます。  3つ目でございます。こちら就労移行支援事業所をふやして事務職に加えて他の分野にも広げてほしいということでございますが、区内の就労移行支援事業所数は現在6か所でございます。また、板橋区障がい者就労支援センターハートワークを通しての就職者数につきましては8月末現在285名でございまして、業務内容につきましては事務補助や清掃、接客、調理補助など多岐にわたっているところでございます。  4つ目でございます。雇用促進のためのネットワークづくりをということでございますが、こちらもハートワークでは職員が積極的に職場開拓を行ってございます。また、職業相談会をハローワークと共催をしています。そのほか東京障がい者職業センターなど就労支援機関とも連携を図っております。また、福祉園就労支援担当者会というものを21年度より開催してございまして、昨年度は4回実施をしております。内容については3点ほどございます。1点目として、各福祉園の作業内容、就労情報等の情報交換をしているものでございます。2点目として、就労希望者への情報提供及び勉強会の実施、あるいはハローワーク職員による講演、企業就労者からの報告等も受けているところでございます。3点目としまして、企業や就労支援事業所等の施設見学などを行っております。そのほか、板橋区障がい者就労支援センター連絡協議会なども開催をしているところでございます。  5つ目でございます。障がいのある生徒たちの就業体験受け入れを積極的に行ってほしいということでございますが、板橋特別支援学校は2年生のときに福祉園、福祉作業所、民間企業などで1日間の実習をしておりまして、また3年生のときに生活介護であれば3日間、就労Bであれば5日間、企業につきましては1週間から2週間、それぞれの会社によって違うけれども実習を行っているところでございます。また、板橋区では平成21年10月からチャレンジ就労を実施しておりまして、9月までに知的障がい者8名、精神障がい者7名を雇用しているところでございます。雇用先については障がい者福祉課や予防対策を初め区の各課にわたっております。ことしの7月からは図書館でも雇用をしているところでございます。  続きまして、6つ目でございます。障がい者の生涯教育の場をふやしてほしいということでございますが、こちら大原社会教育会館において障がい者及びそのご家族を対象として、障がい者成年教室広場あすなろ、また自立に向けての支援、仲間づくりの支援などを行う自立支援講座を行っているところでございます。そのほか、区でもいろいろイベントをやっておりまして、障がい者の水泳教室ですとか年2回開催しております。また、12月には障がい者週間記念行事や各種セミナーなども実施をしているところでございます。  最後7つ目でございます。グループホームの増設をということでございますが、現在最新の10月1日の段階で知的障がい者のグループホーム、ケアホームにつきましては24か所、定員が114名、精神障がい者のグループホームは4か所、定員27名という状況でございます。第二次板橋区地域保健福祉計画上では平成27年度まで知的障がい者のグループホーム、ケアホームを6か所、定員30名を整備する計画を掲げているところでございます。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手願います。 ◆松岡しげゆき   まず、陳情の1番目で福祉園の増改築並びに空き施設の活用等ということでありまして、今第二次板橋区地域保健福祉計画を見ますと生活介護施設、それから重症心身障がい児通所施設の整備ということが上げられております。これは1か所45名をふやしたいと。それから、福祉園の改修で2園やりたいというのも載っています。それから、最後の7番目のグループホーム、ケアホームに関しましても知的障がい者とか精神障がい者の施設をふやすということで載っておりますけれども、これについて具体的な状況はどうなのか。これは24年度検討で27年度までにこういうことを充実させていきたいというふうになっているんですが、現状とその見通し等についてお聞かせいただきたい。 ◎障がい者福祉課長   福祉園につきましては先ほど申し上げたように計画がございます。増改築や施設の多機能化、予算確保等の課題がそれぞれございますので、そういったものを一つひとつ整理をしまして全庁的に連携をとって検討を進めていく段階でございます。障がい者福祉課としましては福祉園の増設ですとか土地の確保、そういったものについては政策企画課とそういったところにはぜひ必要なのでということは申し上げているところでございます。ただ全庁的なことでございますので、まだ具体化されているところではございません。 ◆松岡しげゆき 
     まず、施設をつくるということに関しては、これから予算の問題もあっていろいろと課題もある。今のところ全庁的な合意というか、これはもう予算措置の合意がとられていない。ただ、担当部局としては、要するに障がい者福祉課としてはこういう方向でいきたいという意思があるということで確認をさせていただきます。  その上で、ものをつくるということもそうなんですが、例えば区の空き施設なんか、これはもう今障がい者の施設だけじゃなくて保育園とかいろんなことで要望もある、高齢者の人の居場所づくりもあるんだけれども、こういうことに関してはちょっと具体的な話はありますか。 ◎障がい者福祉課長   先ほどと重なるかもしれませんけれども、土地とか空き施設の活用についても全庁的な問題でございますので、そういった関係課とそれぞれ意見交換というか、そういった課題を整理して今取り組んでいるところでございますが、まだそれについても具体的にどうこうという問題は決定をしておりません。 ◆松岡しげゆき   わかりました。現状はそういうことで、方向性はあるんだけれどもまだまだ現実にはクリアしなきゃいけない予算措置とかいろんなことがあるということで理解をします、現状は。  それとあと、2番目には福祉園に就労する障がい者の工賃増額を実現してくださいというお話がありました。これは板橋区がこの方たちのお金を払っているんであるならば、私もそれはそういうこともあるのかなと思うんですが、どうも福祉園の委託契約、委託じゃなくて指定管理者がやっている福祉園の中でさまざまな企業の方から仕事をいただいて、その中からお支払いをしているというふうに聞いておりますので、こういうことの希望として増額をするということになりますと、どういう方法があるのかということを教えていただきたい。 ◎障がい者福祉課長   今、松岡委員おっしゃったとおり、それぞれの福祉園担当の職員の方が企業の開拓をして受注してくるところでございます。大変努力をしていただいているところでございますが、現状としてなかなか工賃として上がってこないというのは否めないところでございます。区としてそういったことをバックアップできるとすれば、先ほど申し上げましたスマイルマーケット高島平駅ナカ店での販売を何かイベント等で周知するとか、あるいは区民まつりといった大々的に集客があるところでの出店についてPRをしていくとか、そういったことで障がい者の工賃増額に向けて、自主生産品が販売されているということを周知徹底をすることが、区としては応援できるところなのかと認識してございます。 ◆松岡しげゆき   それと、障がいを持たれた方の親御さんからお話を聞いたことがありますけれども、学校に行っているうちは何とか区や学校で面倒を見ていただいているんだけれども、それを過ぎるとやっぱりどうしてもできるならば自立をしてもらいたい。可能であれば自立をしてもらいたい、就労ができればいいな。もちろん親としても補助しなきゃいけないところも身体的にも経済的にもあるかもしれないけれども、そういうことがあればいいなと、こういう悩みをよく聞いております。高島支援学校も担当の先生がやっぱり就労に関していろいろと力を尽くしていただいているという話も聞いているんですが、ここら辺の就労に対する取り組みというのを区としてはどういうふうに行い、どういうふうに考えているのかということもちょっとお聞きをしておきます。 ◎障がい者福祉課長   就労についてでございますけれども、先ほども申し上げましたがハートワークというところで今やっているところでございますが、なかなか在学中はハートワークに直接話を持ちかけるというのは無理な話かもしれません。区としましては、ハートワークのところでいろいろ職場を開拓しているところでございますので、今後もそういったところで拡大をしていくことはもちろん必要でございますが、特別支援学校の親御さんあるいは先生からよくお話をお聞きしながら、そういった人数を踏まえながら地域での就労確保を今後も図っていきたいと考えているところでございます。 ◆松岡しげゆき   ちょっと私、今よくわからないんですが、いろんな障がい者の方がいらっしゃって、卒業された方もいっぱいいらっしゃいますよね。在校の方もいらっしゃいますよね。普通だと高校とか大学だったら学校にいる間に就職試験を受けたりして内定とかいろいろあるんですが、この障がい者の高等部の場合はそういうケースがどの程度なのか、現状的にはどうなんでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   冒頭に申し上げました24年度の特別支援学校の卒業生については65名と把握をしてございます。その65名の中に一般就労とか福祉就労とかそれぞれ希望をされている方がおりまして、それも把握している段階でございますが、一般就労を希望されている方が65名のうち22名で、福祉園ですとか福祉作業所、あとは民間のところ、そういったところを希望されている方が65名中43名ということで私どものほうは把握をしてございます。板橋特別支援学校については2年生のときと3年生のときとそれぞれ実習をしているということでございます。 ◆松岡しげゆき   だから、そういうことをやられているのはわかるけれども、実際に就労率はどうなんですかということ。 ◎障がい者福祉課長   福祉園の一般就労の状況でございますけれども、20年度が8名、21年度が1名、22年度が1名、23年度が1名、24年度が3名ということで、内容については清掃ですとか、飲食店の軽作業、そういったところに福祉園の方は就労しているところでございます。特別支援学校の就労状況については、今私どものほうでは資料がございませんのでわかりません。 ◆松岡しげゆき   なるほどね。両方なんだと思うんですよ。現実に学校に行っていらっしゃる方の就労もそうだし、これだと卒業後におけるだから、卒業後なかなか就労できないから何とか支援をしていただければということも含めてだと思うんですね。今後やっぱり、できれば学校からそのまま就労できるのが一番望ましいことなので、そういうことも目配りをしていただきと思うんですね。高島支援学校は東京都の関係ですよね、高等部になりますとね。中学校までは義務教育だから板橋のいろいろの支援も及ぶんですか。高島支援学校は及ばないんですね。そこら辺ちょっともう一回確認をして終わります。 ◎障がい者福祉課長   特別支援学校につきましては、すべて高等部以外も東京都でございます。 ◆松岡しげゆき   そういうことで、今チャレンジ就労いろんなこともやられたり、ハートワークとの共催もやられたり、あと社会教育の場もいろいろとふやしたり、今後もグループホーム等のことも頑張っていきたいということも今答弁の中であります。しかし、現実はなかなか、こうやって陳情が出ているというのは、そうは言ってもなかなか現実が厳しいということに対して、やはり少しでも自分たちも頑張るけれども、行政も頑張っていただきたいという思いがあると思いますので、ここは重々おわかりになっていると思いますけれどもご理解をいただいて、特に新しい推進事業、この計画にのっている推進事業は何としてもやはり財政事情が許さないからできませんでしたではなくて、やはりこういうことはしっかりと進めていただきたいと要望して終わります。 ◆河野ゆうき   卒業後の居場所ですけれども、今知的障がいの方は24か所で114名ということだったんですけれども、例えば東京都外といったところでいろいろホームとかあるかと思うんですけれども、そういったところにあっせんしている、福祉事務所に相談すると、それ説明してもらっていいですか、どういうふうな流れなのか。 ◎志村福祉事務所長   福祉事務所のほうに申請していただいて、内容を精査した上で東京都のほうに話を持っていって、東京都のほうで措置をされるというふうな形になります。 ◆河野ゆうき   東京都としてはそういう形で枠というんですか、どれぐらいの入れる人員定数があって板橋区ではどれぐらいとか、そういったことはあるんでしょうかね。 ◎志村福祉事務所長   ご本人と入所したい場所との直接的な契約にもなりますので、数的なものはちょっと全部は把握していません、入所者数のところまではわかりません。 ◆河野ゆうき   私もちょっといろいろ相談されたことがあって、いろいろ大変だなと。やはり親御さんとしてみるととにかく自分はもう80を回っていて、この子のことをずっと面倒を見てあげられないと。本当は近いところで自分が生きている間は顔をしょっちゅう見に行ける場所がほしいけれども、でもそういうことで今は山形だったか秋田だったか、そちらのほうまで年に何回か行ったり来たりするということで、ぜひそういうことはやっぱり本当は地元でやれるのが一番いいことだと思うんですね。あともう一つだけちょっと聞きたいのは、東京都であれするとどうしてもそういう、私も知識がないので教えていただきたいんですけれども、山形だったり、遠いほうだったり、近県ではそういう施設というのは少ないんですか、把握されていますか。 ◎志村福祉事務所長   近県もありますけれども、かなり民間でやっていたりとかもあります。ただ、定員自体はほとんど埋まっている状態なので、空き待ちというような状況が続いております。 ◆しば佳代子   2番目の工賃についてお伺いしたいんですけれども、先ほど平均が1万1,768円ということだったんですが、ほかの区の状況とかはわかりますでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   ほかの区の状況でございますが、それぞれ工賃は板橋区内でも福祉園の規模ですとか、その福祉園に通われている方の出席状況、作業状況に応じて工賃がまちまちでございます。他区にも1件1件確認をしなければならないということから、今現在他区の状況については申しわけございません、把握はしてございません。 ◆しば佳代子   環境が違うからわからないということだと思うんですけれども、この金額は妥当なものなのかというのは変なんですけれども、高いとか安いとか、そういったことまではわからないですか。 ◎障がい者福祉課長   確かに当事者あるいはご家族からすれば妥当とはかけ離れているものかと十分認識はしているところでございます。 ◆しば佳代子   そういうことであれば、区も支援というか金額的な面が出せないということなので、後は先ほどおっしゃっていたPRをしていくとか、イベントに力を入れていくということなんですけれども、私も地元が高島平ですので高島平の駅を通るとなるべくスマイルマーケットで買うようにはしまして、私の周りの方にもお勧めはしているんです。それもやはり限界がありますので区としてぜひ力を入れていただきたいんです。先ほどおっしゃっていた区民まつりということなんですけれども、そのほかに何か考えているPR方法、イベントとかはあるでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   まだ具体的には実現はしておりませんけれども、大小いろいろなイベントのところに障がい者に入っていただければと思っているところでございます。一つ、夏場に前の福祉園の近くにありますスーパー、具体的な名称を申し上げますとイズミヤというところがありますが、そこでイズミヤバザーというのをやってございます。こちらのところでそういった自主生産品を売っていただいて、実際当事者が売り場で頑張っている姿が見受けられます。また、今後大学の学園祭等、そういったところにもぜひおじゃまさせていただければというのも考えているところではございます。 ◆しば佳代子   ぜひ積極的に行っていただいて工賃を上げていただければと私の要望なんですけれども、以上です。 ◆荒川なお   今板橋区で障がい者就労支援センター連絡協議会とかいろいろやって進めていただいているところなんですが、その人たちを支える職員さんたちとか、そういう人たちの講習会とか、そういう場があれば実際どういうことをやっているのかちょっと教えてください。 ◎障がい者福祉課長   ハートワークの職員ということですけれども、ご存じのとおりこの4月から委託をしておりまして、そういった障がい者に関する就労のノウハウを持っている事業者にお願いをしているところでございますので、そういった事業者の中で連携をとっていろいろとやっているものはもちろんでございます。また、今荒川委員おっしゃったようにいろいろ連携した会議がございますので、そういったところでハローワークですとか、その他の機関といろいろと連携をして、知識を深めているところでございます。 ◆荒川なお   これ障がいの種類によって介助の方法とかさまざまですよね。やはり働いている人なんかから正しい知識、認識を実際持っているのか、自信ない人ってどうしてもいるんですけれども、そういう認識は必要だと思っているんです。だから、区としてさらに、今ちょっと説明ありましたけれどもさらに位置づけられるかというところだけ教えてください。 ◎障がい者福祉課長   今荒川委員おっしゃったように障がい者就労支援センター連絡協議会等の中で、そういったいろいろな障がいに関する知識といったものを再度勉強する機会を設けたり、いろいろと関係機関と連携を深めて取り組んでまいりたいと思います。 ◆井上温子   最初に工賃について聞きたいんですけれども、例えば、結構障がいのある方がつくられた商品でもすごくすてきなデザインのすばらしいようなもの、結構多いと思うんですよね。そういったものを例えば区役所とか福祉事務所とかほか、いろんなお店ですよね、カフェでもいいですけれども民間の営業している場所に積極的に販売してもらうということは考えていらっしゃらないんでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   今井上委員おっしゃったとおり、以前はこの区役所の本庁舎の1階で出店をさせていただいていたことがございますが、今現在本庁舎の改築という問題がございまして本庁舎ではやってございません。この近くでございましたら情報処理センターの1階のところに商品を展示してございますので、そういったところで目にとめていただくこともありますし、あるいは今赤塚庁舎のところで販売をしてございますので、そういうところ。あるいは、先ほどから申し上げております高島平のスマイルマーケット駅ナカ店、あるいは夏とか秋にそれぞれの福祉園等で行っている夏まつり作品展、そういったところでいろいろと作品の販売をしているところでございます。 ◎志村福祉事務所長   今の福祉事務所での商品の販売の件について、本日からなんですけれども蓮根、以前エコポリスセンターの中にいたコスモス、そこの関連で蓮根福祉園でつくられたクッキーを職員向けになるんですけれども、職員の休憩時間のときに販売するということを始めました。それは、障がい者の方の社会参加と就労の機会というか、就労の練習する場を与えるというような目的のもとで始めさせていただいています。 ◆井上温子   イベントというか、結構イベントでこういう設定がされることって多いじゃないですか。でも、どちらかというと日常的に置く場所というのがすごく必要なんじゃないかと思っていて、区役所を建てかえた後にそういったブースを常設する予定があるのか、要望を上げていらっしゃるのか。あと、前に区役所の食堂にタニタを誘致したりとかいろんな話も出ていましたけれども、区役所建てかえですよ。ただ、私自身はタニタが悪いといっているわけじゃないですよ、タニタの食事はすばらしいとは思いますけれども、ただ区役所という公益性の高い場所だということを考えると、ほかの庁舎でも障がいのある方がつくったものを出したり、カフェでクッキーを出したり、パンを出したり、あと障がいのある方が接客したりとか、いろいろ取り組まれているところもあると思うんですよね。そういったところ、今後、庁舎建てかえをしているわけですけれども要望していくのでしょうか、お聞かせください。 ◎障がい者福祉課長   先ほど志村福祉事務所長のほうでお話しいただいたエコポリスセンターのところにあったカフェは、蓮根福祉作業所のところからいろいろやっていただいているところでございまして、また庁舎の中には今現在はございませんけれども、そういった建てかえ時にぜひ出店をというのは、当然障がい者福祉課としては要望はしているところでございます。まだいろいろな関係で具体的な話というのは今現在は煮詰まっているところではございません。 ◆井上温子   食堂についてはどうなのかというのはもう一つ聞かせていただきたいんですけれども、行政がやることですので、行政が一番やらなきゃいけないことは何なのかというと本当に困っている人のサポートですよね。だから、区役所建てかえについても何を一番優先しなきゃいけないかといったら、やっぱり障がい者の人たちの雇用だとか、それがなるべく売れるようにすることですよね。だから、本当に強く主張していっていただきと思っています。  あともう一つ工賃なんですけれども、ただ工賃を上げればいいというわけでもないと思うんですよ。安心して働くということもすごく必要で、余りにも経済の中に置かれてしまうと大変な状況にもなるというのは思うので。ただ、私いい取り組みだなと思ったことがあって、おおきな木じゃなかったでしたか、結構デザイナーというか、福祉事務所とデザイナーさんの加藤さんでしたか、ちょっと名前を忘れてしまって申しわけないんですけれども、障がいのある方がつくったものにデザインをプラスして、すごくすてきにデザインして売り出したりとかしていらっしゃる方にお会いしたことがあるんです。今後の取り組みとして障がいのある方がつくったものをそのまま売るだけじゃなくて、もっと付加価値をつけてちょっと工夫を加えたりパッケージを加えたりするだけですごく高く売れたりすると思うんですよね。その点工夫したらいいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   まず1点目の食堂についてでございます。食堂についても、すみません、言葉足らずでございました、要望はしているところでございますが、まだ具体的に形になっているところではございません。  また、付加価値をつけて販売ということでございますが、今ご紹介いただいた方については私勉強不足でちょっと存じ上げないところで大変申しわけないんですが、例えば小茂根福祉園のところではコモネストというブランドみたいなものを立ち上げまして、そういったデザイナーの方と提携してTシャツですとかカレンダーですとか、そういったものを販売しておりまして、かなり評判がいいということで聞いているところでございます。ほかの福祉園等もそういったデザイナーとか、あるいはその分野に秀でた方と連携をしてさらなる製品の販売の拡大に努められればいいなと思っているところでございます。 ◆井上温子   ぜひ、やっぱりデザインとかいろいろ工夫してパッケージにしたりとかしてどんどん売っていただきと思っているのと、あと、先ほど行政関係の施設ばっかりだったんですけれども、これから積極的に普通のカフェとか、普通に商店街だとか、いろいろなところで障がいのある方がつくったものを気軽にすぐ買える。例えば板橋のいっぴんもそうですけれどもお土産に使ってもらうとか、いろんな購入の場をふやしていってほしいと思っています。  もう一つなんですけれども、先ほど陳情の4番でネットワークづくりを実現してくださいというところがあったと思うんですけれども、それに対して板橋区としては3点大きく分けていろいろ実施していますというご説明がありました。ただ、それを多分わかっていらっしゃってネットワークづくりが必要だという要望を上げていらっしゃると思うんですよ。そこは何だと思っていらっしゃいますか、理由は。 ◎障がい者福祉課長   商店街等さまざまなところで販売をということにつきましては、今いろいろご意見とかいただきましたので、課題等一つひとつ整理をしながら今後も進めてまいりたいと思っているところでございます。  また、ネットワークづくりでございますけれども、確かに区としてはこういうことをやっていますというふうに私もご説明をしたところでございますが、陳情者の方々から見ればまだまだ足りないという思いがあってこれを出されたのだろうと思っております。区としても現状これで十分足りているとは当然思っていないところでございますので、そういったものにつきましていろいろな方から意見を聞きながら、そういった取り入れられるものについては取り入れてまいりたいと考えてございます。 ◆井上温子   今のネットワークづくりが十分でないとか、足りていないんだと思いますということで、すごくあいまいだと思うんですよね。何が足りていないのか、どういうことが求められているのかというのは今後きちんと対話を通して確認をしていっていただきたいと思っています。  もう一つ、板橋区の障がい者の雇用状況、正社員、非常勤職員、障がいのある方どれぐらい雇用されているのか。あと障がいの種類をお聞かせください。 ◎障がい者福祉課長   区役所全体の法定雇用率につきましては、人事課のほうで把握をしているかと思いますので、今障がい者福祉課のほうでは申しわけございません、わかりません。 ◆井上温子   障がい者担当の課長が知らないというのは本当にまずいんじゃないかなと思います。幾つかちょっと聞きたかったんですけれども、ぜひ、いろいろ外部に委託をどんどん出したり、指定管理とか出してしまっていますけれども、少し効率が悪くなったとしても区が率先して障がいのある方を雇用していく。しかも、なかなか障がいがあっても車いすの人はまだ働く場所が民間でも多いとかいろいろありますよね。一番雇用されにくい人を板橋区が率先して雇用していただきと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   先ほどの法定雇用率、区の分を把握していないというのは確かにおっしゃるとおりでございますので、把握に今後努めたいと思っております。  また、障がい者の雇用をということでございます。臨時職員については人事課を通して短期間雇用することができるんですけれども、正規職員につきましては特別区人事委員会での採用になりますので、板橋区だけの採用というわけにはいかないので、全体的に23区で統一してやっていくところでございます。おっしゃる意味はよくわかってございますので、理解をしているところでございます。 ◆井上温子   そういうところでも積極的板橋区としてはこうしたいんだという要望、人事委員会がどうだとかいう理由じゃなくて、板橋区としてはこうしたいですというのをちゃんと言っていただきと思っています。 ○委員長   井上委員、人事については板橋区としてというのはここの所管じゃないですからね。 ◆井上温子   ただ、要望は上げていけるわけですよね、何にせよ。板橋区、例えば、じゃ、どこが上げるのかという話になってしまうので、結局担当している課が言わなければだれが決めていくのかという話に。ちゃんと決めていく人たちに要望をだれが上げるのかという話になってしまうので、きちんと課として対応していっていただきたいと思っています。  最後なんですけれども、7番のグループホームのところなんですけれども、私としては障がいのある方というのは区長が選択と集中といっていますよね。選択と集中で本当に集中すべきところが障がいのある方とかの居場所づくりだと思うんですね。今、23区の中では定員がいっぱいで入れないという状況の中で、課としてはグループホームとか、そういった場所を今後設定していくという計画はあるのか、お聞かせください。
    ◎障がい者福祉課長   障がい福祉課あるいは区としてグループホーム、ケアホームを設置していくという計画はございません。民間の活力等を活用しながら一つでも多く設置されるように、我々にそういったようなお話を持ちかけてくださる方もいらっしゃいますので、そういった方とよく細部にわたってお話し合いを進めながら早期に建設されるように課としてもバックアップ、お話をさせていただきたいと考えてございます。 ◆井上温子   最後はちょっと時間が長くなっちゃったので要望で終わるんですけれども、グループホームとか、区として計画がないかもしれないんですけれども、誘致する、計画を持とうとするとかいろいろあると思うんですよ。区が独自で、自分たちでやらなきゃいけないというわけじゃないと思うんですけれども、そういう具体的な計画は持っていていただきたいですし、できるだけ板橋区にお住まいの障がいある方が板橋区で住み続けられるようにやっていきたいという気持ちは多分課長もあるはずですから、そういうふうに誘致をしたいとか、ちゃんと計画を持ってやっていただきと思います。  以上で終わります。 ◆山田貴之   2つ目の項目に関係するところですね、工賃増額を実現してくださいということで、ご説明いただいたのはスマイルマーケットの高島平駅ナカ店などの売り上げに少し上乗せすることができているときもあるというふうなことをご説明いただいたんですけれども、スマイルマーケット高島平駅ナカ店というのに初期投資でどれくらいかかって、今1か月でどれぐらい、月によっていろいろあると思うんですけれども、どれぐらい売り上げが上がっているのかというのがもしわかれば教えていただきたいと思うんですけれども。 ◎障がい者福祉課長   申しわけございません、今手元に資料がございません。 ◆山田貴之   じゃ、後で構いませんので資料で教えていただければと思います。  それとあわせて、ここで就労されている方の感想とか、あるいは親御さんのご意見とか、スマイルマーケットに寄せられている声があれば教えてください。 ◎障がい者福祉課長   このスマイルマーケット高島平駅ナカ店で実習をされている方のいろいろ報告書というか感想を読む機会がございます。そのところで、最初はどきどきしたけれども、あいさつからいろいろ教えてもらってしっかりすることができたということで、自信につながったとか、そういったことはよく聞いているところでございます。また、スマイルマーケットを経まして一般就労にも結びついていただければありがたいと思っております。 ◆山田貴之   それとあともう一つ確認させていただきたいんですけれども、今この時点でわかれば。店舗の費用、毎月かかっているもの等もあればあわせて資料で構いません、家賃ですね。 ◎障がい者福祉課長   賃料というか、借りているお金についてはゼロ円でございます。東京都のほうから今借りていますので、賃料はかかってございません。 ◆山田貴之   そうすると、このスマイルマーケットを出店するに当たって交渉した相手先としてはどういったところが挙げられるか、教えてください。 ◎障がい者福祉課長   東京都の交通局でございます。 ◆山田貴之   すみません、最後にしますけれども、出店に当たっては大体どれくらいの日数をかけ交渉に当たって出店になったのか、大体言っていただければ。 ◎障がい者福祉課長   先ほどの東京都の交通局と半年程度いろいろお話し合いをしまして、それであちらの場所をお借りして今出店にこぎつけているというところでございます。 ◆佐々木としたか   一つか二つちょっとお伺いしますけれども、先ほど井上委員も少し質問しておりましたけれども、指定管理でかなり板橋、福祉園とか介護施設とかいろいろ指定管理でやっているところがいっぱいありますけれども、私もたまに福祉園に呼ばれていって、非常に元気で明るく生活している姿を見ますと本当にうれしくなるんですが、指定管理でやっている福祉園とか介護施設とか医療施設、例えばみどりの苑とかいずみの苑、区が指定管理している管理業者で障がい者を雇用している率というのはわかるんですか。 ◎障がい者福祉課長   申しわけございません、把握はしてございません。 ◆佐々木としたか   じゃ、これは宿題ですけれども、せっかくこれだけ居場所とか就労の場所を求めた陳情が来ていますので、少なくとも板橋区で指定管理している医療・福祉・介護施設でそういう方々を雇用することは私はできると思うんですよ。ですから、そういう指定管理、例えば、ちょっと難しいところは無理としても、福祉・医療・介護施設で指定管理しているところで障がい者の雇用をある程度義務づけていけるんじゃないかなという気がするんですね。ですから、例えば加賀福祉園であれだけのことをやっていて、じゃ、障がい者の就労がゼロだとするならば、私は少なくても加賀福祉園に少なくとも2人とか3人、いなきゃいいですよ、就労できる可能性のある人がいればそういうところで例えば何人かある程度目標をつくって雇用してもらう、可能な限り。それはある程度指導していけるんじゃないかと思うんですが、実態を調べてそういうことが可能かどうか、もしあれなら宿題として申し上げておきたいと思います。  それからもう一つは、例えばそういう福祉園とか福祉作業所、いろいろそういうところで研修、勉強されて就労しますよね。それが長続きしない場合、例えばやっぱりなかなか職場で問題があってどうも1か月、2か月行ったけどなかなか職場になじめないとかいろいろ悩んでリタイアしちゃう。そういう場合に、それだけの能力があって就職したわけですから、やはりカバーの仕方によっては再就職も有望だと思うんですよ。ですから、就職した後のフォロー、そして例えばリタイアした人をどう面倒を見て再就職につなげていくのか、そういうことについて板橋区はどのような取り組みをしているのか、ちょっと教えてください。 ◎障がい者福祉課長   福祉園から就労ということでございますが、引き続き福祉園の職員の方と連携をとりながら一人でも多くの方が就労できるよう連携を引き続きさせていただきたいと思っております。  また、区としてどのようなバックアップができるか、就労された方に対してということですけれども、区のほうでハートワークというものがございまして、ハートワークのほうでは佐々木委員おっしゃるとおり定着支援が今非常に重要と考えているところでございます。そういった定着支援について就職したばかりが一番不安定な時期でございますので、そういうところを重点的に企業のほうにハートワークの職員が付き添ってきちんと定着するように支援をしていくところでございます。今後もそういったところを支援をしていきたいと思います。  また、福祉園とハートワークとか企業を1年間であれば戻ることもオーケーということで把握しているところでございます。 ○委員長   さっきの宿題の件なんですけれども、指定管理者の雇用状態、例が幾つかわかる所管はありますか。わからない。じゃ、宿題で。 ◆佐々木としたか   課長をちょっといじめるわけじゃありませんが、今ハートワークのほうで就労支援、それからその後の定着支援をしているという話なんですが、もし課長の中で1回就労してリタイアして、どういうフォローをして再就職したか、そういう事例があったらあなたの知っている事例で結構ですからちょっと挙げてみてください。 ◎志村福祉事務所長   事例というほどではないですけれども、結局就職をしてそこで勤めることはできなかったという場合、大体福祉事務所のほうに相談に来られます。その時点で、退職後1年以内であればもとの福祉園に戻れるということがあるんですが、その辺は選択していただく形になります。もとの福祉園に戻りますか、ほかにまださらに就職活動したいという要望があれば就労移行事業所というところを紹介しまして、そこで自分がしたい仕事について相談をして、改めてこういった職業がありますよという紹介を受けて、就労につながるような形になるというのが一般的な流れになります。  うまくいった例というわけではないですけれども、やはり非常に困難を抱えた方が保護者とともにご相談に来られることがありました。現在ちょっと病気をお持ちだったりもありますので、今ちょっと入院をしてしまっているんですけれども、かなり担当のほうが親身になって相談に応じていますので、その辺については保護者の方からも感謝されているような状況があります。なので、現在その方は就労することがなかなか困難な状態にはあるんですけれども、就労意欲があって、どういった仕事がいいのかというところで今悩んでいて、いろんなことを試行錯誤しているような状況です。 ◆佐々木としたか   これでやめますけれども、そういう事例をよく把握しておいてもらいたい。多分課長さんのところに上がってくるのはなかなか少ないと思うんですよ。ですから、我々委員会で議論しても実際課長さんは本当に頭の中にしっかり入れて、報告が上がってきて、こういうケース、こういうケースいろいろ経験していればもっともっと議論がかみ合うと思うんだけど、多分上がってこないのがいっぱいあるんじゃないかと思って。ですから、注意してそういうのは見ておいてもらいたいと思います。  それともう一つ最後に、これは私の希望ですけれども、やはり今うちの河野委員も言ったけれども、例えば家族や両親がいて一緒に暮らしているときはいいけれども、取り残されて一人になった。そういうのを全部区で面倒を見ていく、また施設だけで見る、なかなかこれから将来難しいと思うんですよ。今、高島平高齢者の地域包括ケア、いわゆる地域でひとり暮らしの高齢者をどう支えていこうかということを、板橋区は24年度予算で1年間で研究するわけですよ。ですから、そういう地域包括ケアの中に例えば障がい者でひとり暮らしになった人も出てくるわけですから、そういう包括ケアの中で障がい者も地域で支えていく。そういうシステムも含めてちょっと検討してみたらどうかなと思うんですね。やっぱり地域で頑張っていかなきゃしようがないですよ。だって施設にも入れない、それから役所も面倒見られないというのであれば地域で面倒を見ていく共助の体制を組まざるを得ないわけですから、将来そういうところも試験的に何か地域包括ケアの中で組み入れられるものがあれば私は検討していくべきだと思いますけれども、そういうことは考えたことがあるのか、これから取り組んでもらえるのかどうか、ちょっと最後に。 ◎障がい者福祉課長   今佐々木委員おっしゃったようなことを今後研究しまして、担当課のほうと連携を今後とっていきたいと考えているところでございます。 ◆かなざき文子   今の佐々木委員の話ですと自立支援協議会が今どういった経過をたどっていて、今後どういうふうにしようとしているのかというところを先にちょっとお聞きしておきたいんですけれども。 ◎障がい者福祉課長   自立支援協議会、今年度は1回本会は開いているところでございますが、4つの部会がございまして、当事者部会ですとか、就労支援部会ですとか、障がい児部会、そういった部会があるわけですけれども、今度10月中旬に就労支援部会を開く予定でございます。そのところで各関係団体の方とよく意見交換をしたいと思ってございます。 ◆かなざき文子   今実際、例えば板橋区で障がい者就労支援センター連絡協議会がありますよね。これ連絡協議会に例えば板橋特別支援学校の進路担当の先生とか入っていますか。 ◎障がい者福祉課長   今現在メンバーの中には入ってございません。 ◆かなざき文子   例えば、板橋の特別支援学校の進路を担当している先生、あるいは今後志村学園も入ってくるのかもしれないですけれども、大泉北は今後志村学園のほうに肢体不自由のほうが入ってきますけれども、今現在は大泉と北ですよね、肢体。そういう関係する高等部の進路担当、卒後の担当ですよね、その先生たちも入れてもう少し、せっかくのネットワーク連絡協議会をもう少し強めるということをすれば、逆に言えばこの陳情がこういった内容では出てこなかったのかなというふうにちょっと判断するんですけれども、そういったさらなる拡充も含めて行っていただきたいというふうに思うんですけれども、その点お聞きしておきます。 ◎障がい者福祉課長   板橋特別支援学校の方につきまして、確かに障がい者就労支援センター連絡協議会の中にはメンバー入ってございませんが、自立支援協議会の本部のところには入ってございます。また、こういった連絡協議会のほかに個別にそういった学校の先生とかと話をする機会がございますので、そういったところでも頻繁に連携はとってまいりたいと思います。また、今後構成員の中に加えるかどうかについては、研究をさせていただきたいと思っています。 ◆かなざき文子   研究はいいんですけれども、個別ではなくて、そこにいるからこそいろんなところとのネットワークを強化できるわけですよ。そのことを言っているんであって、ぜひそうしたさまざまな情報交換ができてお互いに連携して強めることができる、そういう施策として、対策としてぜひ、そこは研究といわれると年数がかかりそうなので、検討していただきたいというふうにお願いしておきたいと思います。  それから、私一番、河野委員が言われていた、要するに卒後入所となるとどうしても東北とか九州だとかって結構離れていますよね。区の要綱の中でも施設数は物すごい数で落とされていてすごい人数なんですけれども、さっき今年度卒業生が65人と。まず最初にお聞きしておきたいんですが、今も板橋区は卒後は在宅にさせないという方針を進めていこうと考えていらっしゃるんですか。 ◎障がい者福祉課長   その辺については変更ございません。 ◆かなざき文子   ありがとうございます。一般就労が22名で福祉就労が43。では、福祉就労のほうの福祉園と福祉作業所の空き状況は今現在どうなっていますか。 ◎障がい者福祉課長   空き状況についてはほぼない状態で、先ほども申し上げました弾力化ということで定員を超えて今入っていただいている状況でございます。 ◆かなざき文子   そうですよね。今でも加賀福祉園は25名定員が28名、それから赤塚福祉園60人定員に対して65人、徳丸が90人に対して91、小豆沢福祉園が54に対して58、三園福祉園25人に対して27、これは経過的なんだと思いますけれども。福祉作業所も大山が20名定員に対して22、前野20人に対して23、蓮根20人に対して21、徳丸20人に対して22ですね、みんなオーバーしていますね。さらに就労継続支援B型、加賀60人に対して61、小茂根も30に対して31、蓮根福祉園も60に対して63が定員をオーバーしていますよね。あと、定員に満たないというところも1人、2人ぐらいの空きしかない。福祉就労今年度の卒業生で希望しているのが43人。定員の弾力性といいますけれども、いわゆる詰め込みですよね。その状況がいいわけがないというのは板橋区が一番よく知っていらっしゃると思うんですね。  松岡委員も言われていましたけれども、計画の中で平成23年1月板橋区のNo.1実現プラン2015、このときに出されていたのが生活介護施設整備、重身通所施設整備等で、26年、27年度までに新たな生活介護施設を設計工事というのが明記されていたんですね。その後、今回出されてきたので第三期障がい者福祉計画を検討結果に基づき実施をするということで、調査・検討が今年度と来年度になっています。だけども今年度ももう定員オーバーで福祉園あるいは福祉作業所に行かざるを得ない状況になっている。完全にこのことは当初から推測できていたはずなんですね。にもかかわらず今こういう事態になっているということ、これどうやって責任を持って進めていくのかって。この陳情を出されてきて当然だと思うんですけれども、このことについては先ほど政策企画等にお話をしているといわれていましたけれども、お話をしているでは済まされない事態になっていると思うんですね。きちっとお父さん、お母さん、あるいは学校関係者の方々が安心できる卒後の方針というのを区がきちんと立てなければいけない事態だというふうに思いますけれども、もう一度お願いいたします。 ◎障がい者福祉課長   今かなざき委員長おっしゃったことは重々承知をしているところでございます。ただ、先ほども申し上げましたように福祉園について計画はございますが、今具体的な話にまだなっていないところでございますので、引き続き政策企画課等といったところに強く要望はしてまいりたいと思っているところでございます。 ◆かなざき文子   強力に早急に部長お願いします。これはやっぱり緊急課題だというふうに思います。選択と集中、ここにこそしっかりと持っていただきたいというふうに思いますので、強くお願いしておきたい。部長、ぜひ率先力を発揮して進めていただきたいとお願いいたします。  もう一つ気になっているのが工賃の問題なんです。福祉園でも、あるいは福祉作業所でも受注の仕事と自主生産のお仕事とありますよね。それぞれで平均工賃が若干違うんですが、福祉園で見ただけでも1か月8,994円の23年度の工賃があるかと思ったら1万8,403円の工賃のところもある。福祉園によってかなり違いが出ています。この違いは一体どこなのかということと、それから、工賃を上げるということの背景に例えば職員が受注した仕事を工賃を上げるためにいっぱい受けて、夜な夜な残ってつくっているということも実際上起きてしまっていました。そのことはいいとは思わないというお母さんたちの声もあります。そういう意味では、工賃を上げるためにはどうすればいいのかというところでの支援、そこが私は大事になってくるのかなと思うんです。需要がいっぱいあるんだけど供給のほうが間に合わないということもありますよね。自主生産でいっぱい買い物をするところができた、だけども生産のほうが間に合わない。結局生産のほうが間に合わないと障がい者の人たちに負担がいってしまう、職員の人たちに負担がいってしまうということも起きてしまうわけですよね。そういうことを起こさないためにどうやって工賃を上げることができるのかというところで区としての支援というのが私は大事になってくるのかと思うんですけれども、その点についてもお聞きしておきます。 ◎障がい者福祉課長   違いの面でございますが、各福祉園それぞれ、例えば食べ物とか、今前野福祉園のほうではシフォンケーキとかいろいろ、赤塚福祉園のほうではラスクですとか、皆様に好評なものもかなり多くなってきましたので、そういったものについてはさらに伸ばすように。また、余り知られていないものもいろいろな機会をとらえて区として宣伝をしたいと考えているところでございます。そうはいってもいろいろと福祉園のほうで規模の違いもございますので、工賃に違いが出てきてしまっているところであります。  また、利用者の年齢が高くなっている福祉園もありまして、なかなかその作業をすることができないところもあります。また、作業ができない利用者の方もふえています。そういったことを踏まえまして個別支援を大事にしていきたいと考えていますので、そういった関係でも金額が違うのかなと思っているところでございます。また、金額が違うということでもありましたけれども、この夏の花火大会のときの観覧セットというのがあって2万5,000組あるんですけれども、そういったものを福祉園7園で受注をさせてもらいまして、それで約50万円の売り上げがあって、1人当たり1,600円程度の増があったと聞いているところでございます。そういった区関連の何か仕事があるときにやっていただければと思っているところでございます。  また、工賃増額につきましてですけれども、スマイルマーケットの連絡会というのをやってございます。そういったところでそれぞれ関係の方が集まっていろいろと意見交換、情報の共有とかをしてございます。そういったところも当然区も入ってございますので、指導しております。そういったところでも積極的に話し合いを進めてまいりたいと思っています。 ◆かなざき文子   前野福祉園のシフォンケーキ、ああいう自主生産、それもいっぴんにもなっていったわけですね、高島平福祉園もそうですけれども。そういうときに開発あるいはそれに必要な備品等、そういったものを支援するという施策を以前やっていたというふうに記憶しているんですけれども、その点は今も行われているのかどうなのか、この陳情が出てきたのでその事業はなくなったのかとちょっと私不安に思ったものですから、その支援て物すごく大事なものですからぜひ強めていただきたいというふうにも思うんです。機械類がきちっとあるという中では数的なところも出てくる、そこにもつながっていくのかと思うんですけれども、オンリーワンのものの生産と同時にそういったものの生産と両方生産高を上げるというのか、上手に区のほうで支援することによって回っていくようになればというふうに思うので、その点についてお聞きしておきます。 ◎障がい者福祉課長   自主生産品の開発支援状況でございますけれども、今副委員長おっしゃったように今もやってございます。各園の状況を伺いながら委託の予算の範囲内で支援をしていただいています。例えば、先ほど申し上げました小茂根ですとか、コモネストとか、そういったことでいろいろとアドバイスをいただいている方に対する製品開発のための講師料ですとか、そういったことでいろいろと使っているところでございますので、そういったものをうまく使って少しでも増になるように今後も努めてまいりたいと思います。 ○委員長   この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆河野ゆうき   結論から申し上げます。1番、2番につきましては継続。3番、4番、5番、6番は採択、7番も継続でお願いしたいと思います。いろいろ予算がかかることだったりとか、そういった難しいところは引き続き審議をしていきたいと思っております。一つ言いたいことは、障がい者福祉に関しては福祉部、板橋区は福祉の板橋といわれるわけですけれども、児童福祉だったり生活保護の社会福祉だったり、高齢者福祉と違って、障がい者福祉というのは本当に福祉の板橋といわれるんであればもっと積極的にやってもらいたいという思いを私個人としては思っております。それこそ障がい者福祉部をつくるぐらいのことをやってもらいたい。ほかの部分に関してはほかの意見を持っているわけですけれども、ぜひそういった面で言うと積極的に進めていただきたいということで、4つの項目は採択とさせていただきます。 ◆井上温子   2番のみ継続でほかは採択を主張させていただきます。理由は、2番については先ほどちょっと話していたんですけれども、やっぱり工賃を上げる前の工夫というか、いろいろそこを議論しなきゃいけないかなと思っていて、余り工賃を上げるために労働環境とか障がいのある方の精神状態とか、いろんなところを考えなきゃいけないのかなと思うので継続。あとその他は採択なんですけれども、特に先ほどちょっと言えなかった4番なんですけれども、法定雇用率2%になってかなり企業のほうで私の関係の中に障がい者雇用をやっている人がいるんですけれども、問い合わせがふえています、実際に。なので、もっと民間でも障がい者雇用を促進している団体もありますし、そういったところも積極的に連携をとっていただいてやっていただきたいと思っています。あと、6番の生涯学習の場とか交流の場、居場所づくりですよね、これ私この前の一般質問でも言いましたけれども、障がいのある方も高齢者の方もやっぱり歩ける範囲にそういった交流の拠点、学べる場所というのをつくっていくべきだと思っていますので、採択とさせていただきます。  以上です。 ◆かなざき文子   確かにお金がかかってくるという意味ではお金がかかってくると思うんですけれども、しかし私は1項目めは本当に緊急課題だと思います。区のほうから昨年5月現在のデータはいただいたんですけれども、今年度のさっき65名、じゃ来年度は74名ですよね、その段階で。再来年度が91名、その次が97名、90名、86、93、95、本当に緊急課題だというふうに考えます。きょうの時点でその方向性が出せないということ自体が大きな問題だと私は考えます。ぜひここにこそ本当に選択と集中、しっかりとかけて進めていただきたい。卒後在宅にさせないという板橋区の方針をしっかり貫いていただきたい。ぜひ1項目め緊急課題として進めていただくように強く要望して、1項目め採択です。  2項目めなんですけれども、工賃をふやすことには何の異論もないんです。ただ、その背景でさまざまな影響がやはり考えられるということでは、いろんな支援がきちっと整っていかなければ難しさがあるかなというふうに思っています。今の現状の中でこのことをというところの難しさを私もちょっと感じていまして、2項目めについてだけはちょっと継続を今回はさせていただきたいというふうに思います。  その後の3項目め、ハートワークでいろんな事業に広げているというのは私も存じているんですけれども、ただ、まだまだ、もっともっと広げることができる。実は学校の先生たちの意見は現場任せ、先生任せという感はぬぐえませんということはやはり言われています。そういう意味では経験、専門性をもっとさらに高めて取り組むという必要性も指摘されているかなというふうに感じています。ぜひこの3項目め、やっているところと一緒にいろいろ研究もして大いに進めていただきたいというふうに思います。  4番目は、さっきさらなる強化・拡充ということで、ぜひ特別支援学校の先生たちも入れたそういったものにもしていただきたいということも要望もして、採択をお願いします。  5番目、確かに、あれは中央図書館でしたか、障がい者今年度夏ぐらいから入れましたけれども、ただ指定管理じゃないんですよね、中央は。そういう意味では指定管理のところでどれだけ可能性があるか。さっき佐々木委員が指定管理のところでの雇用率というのを聞かれていましたけれども、余りこなされているようにはちょっと感じていないんですけれども、ぜひ、特に福祉園も指定管理ですよね。そういった点では可能性というのは十分あるのではないかと思うので、ぜひ指定管理者と一緒にこの点についての検討も加えていただきたいと思います。そういう意味ではさっきのネットワークのところに、各福祉園から参加して一緒にやっていくというのもいいのではないかなというふうに感じています。
     それから、生涯学習・生涯教育です。新しいのをもらいました。確かに大原社会教育会館が中心に幾つかやられているんですね。もっといっぱい退職された養護学校の先生たちだとか、お父さん、お母さんたちだとか、地域のいろんなボランティアの人たちがもっといっぱいいろんなことをやっています。ぜひそれキャッチしてこういうところにきちっと載せてもいただきたいというふうにおります。なかなかキャッチされていないと。野球なんかもやっていますし、オカリナだとかコーラスだとか、いろんなものに取り組んでいますよね。そういうことをぜひキャッチもして、こういうものにも載せながら支援を強めていただきたいというふうに思います。6番目も採択を主張いたします。  グループホーム本当に足りません。ぜひふやすことがてきるように、そういう意味では卒後在宅にさせないだけではなくて地域で生きていく、暮らしていくことができる施策として区が責任を持って進めていくことができるように、そのことを強く要望いたしまして7項目めも採択をお願いいたします。 ◆松岡しげゆき   私どもは、まず採択に関しましては3,4,5,6、これはもう採択を主張いたします。  1、2、7の継続を主張しますが、理由だけ述べさせていただきます。1番目につきましては、第三期の実施計画の中で今後検討をしていくという中でまだまだ議論をしていかなきゃいけない、これは特に福祉部だけの問題ではなくて板橋全体、それから財政当局との問題も含めてこの緊急性について、必要性について、もちろん必要性はあるんですけれどもそこら辺をどう進めていくかということも議論をしてまいりたいので、継続を主張します。  それから、2番目は区だけが工賃増額を行うような努力のみならず、さまざまなことを団体等にもお願いをしてやらなきゃいけないので、これもやはり今後様子を見たい、議論をしたいので継続。  それから、一番最後の7番目なんですが、今こういうグループホーム・ケアホームは民間の活力を利用するということで、区としての実施計画はありません。しかしながら、区としてどれだけ民間の活力を利用できるかということの結果もきちんと議論をしてまいりたいと思いますので、継続を主張させていただきます。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  陳情第65号につきましては項目ごとに意見が分かれておりますので、項目別に表決を行います。間違えないように皆さん手を挙げてくださいね。  初めに陳情第65号 障がい者の高等部卒業後における地域生活と就労に関する陳情第1項及び第7項につきましては、なお審査が継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第65号第1項、第7項を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。           賛成多数(5−3) ○委員長   賛成多数と認めます。  よって、陳情第65号第1項第7項は継続審査とすることに決定いたしました。  続きまして、陳情第65号第2項を継続審査とすることにご異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議ないものと認めます。  よって、陳情第65号第2項は継続審査とすること決定いたしました。  続きまして、陳情第65号第3項、第4項、第5項、第6項を採択することにご異議ありませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議ないものと認めます。  よって、陳情第65号第3項、第4項、第5項、第6項は採択すべきものと決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、陳情第66号 板橋キャンパス再編整備基本計画の高齢者の福祉施設等ゾーンの中に障がい者福祉センター、障がい者支援施設の設置を求める陳情を議題といたします。  陳情の朗読を省略し理事者より現状について説明願います。 ◎障がい者福祉課長   続きまして、陳情第66号 板橋キャンパス再編整備基本計画の高齢者の福祉施設等ゾーンの中に障がい者福祉センター、障がい者支援施設の設置を求める陳情でございます。  陳情者につきましては記載のとおりでございます。  こちら、当然皆様ご存じのように利便性のある板橋キャンパスでございます。これまでもさまざまな検討がされてきたところでございますが、願意として2項目ございます。それぞれの現況についてご説明をさせていただきます。  まず1項目めでございます。第2番目の障がい者福祉センターの設置に関しまして東京都に土地借用等依頼をしてくださいということでございます。現況でございますが、平成20年2月に策定されました板橋キャンパス再編整備基本計画に基づきまして健康長寿医療センターの新施設の開設や民設・民営の介護保険施設の開設が予定されているところでございます。東京都は健康長寿医療センターの現施設廃止及びナーシングホームの廃止が決定しておりまして、廃止後の土地の活用について具体的な検討をしている状況でございます。東京都の都有地活用の方法によりまして事業者に土地を貸し付けて整備する計画がございますけれども、全体を貸し付けるのか、あるいは細かく分割して貸し付けるのかは現在未定でございます。土地貸し付けに対しまして地代の減額免除についても高齢者施設であれば5割減額かできるけれども、そのほかの施設整備であれば現在未定であるということも確認してございます。  また、障がい者福祉センターを設置する計画は今のところございません。  2項目めでございます。区内の障がい者が必要としている障がい者支援施設を開設してくださいということでございます。それについて東京都に働きかけをということでございますが、現況でございますが第二次板橋区地域保健福祉計画上平成27年度までに生活介護施設定員45名の目標を掲げているところでございます。  1についても2についても、現在板橋キャンパスの再編整備につきましては最新の情報を区で共有しておりまして、東京都福祉保健局から区の要望を取りまとめるようにということになっているところでございます。区民ニーズを踏まえるとともに、大山地区全体のまちづくり、あるいは健康長寿医療センターなどの社会資源を生かした土地利用について早急に検討していくことが必要であると認識しているところでございます。  説明については以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手願います。 ◆河野ゆうき   この板橋キャンパスの再編に関しては数年前にもいろいろなことがあったわけですけれども、病院を建てかえるということで区議会のほうからもいろいろ要望させていただいたりしたわけです。今回福祉保健局として板橋区に対して、このゾーンでいうと病院を今建てているところ、要するに校舎、今建築しているところですね。それとあとは今ナーシングがあるところが緑化ゾーンということで空地になるということと、今病院等が建っているところ、今現在使われているところが高齢者の福祉施設の民託ゾーンということになっているかと思うんですけれども、これに対してはやっぱり当時五、六年前に言ったことは、福祉保健局での範囲内じゃなくて大山のまちづくりの中で建設局から都市整備局からも含めて板橋区の要望をちゃんと伝えてもらいたいということを我々は要望し続けたんですね。前回の反省としては、これが福祉保健局のほうからこちらの健康生きがい部でしたか、健康生きがい部のほうとして取りまとめをして、板橋区の要望を東京都のほうに上げていたかと思うんですけれども、それじゃだめだと。やっぱりまちづくりの都市整備もしくは土木も含めていろいろ検討していくべきだというふうなお話をさせていただいていたわけですけれども、その点について東京都の福祉保健局に対しての板橋区のカウンターパートというのは健康生きがい部になるんですか、それとも福祉部になるんですか。どういうふうな取りまとめをこれからしていくのかをお示しください。 ◎介護保険課長   まず、この板橋キャンパスの再編計画の健康長寿医療センターの跡地利用につきましては、東京都のほうも保健福祉局の施設整備調整担当部長、また担当の課長がいらっしゃいます。その関係で、この8月に健康生きがい部介護保険課のほうに今後の跡利用について区としての意見を取りまとめてほしいということでご依頼を受けたところでございます。それを受けまして政策企画課のほうにこの話を伝えておりまして、今政策企画課のほうでこの案件について取りまとめを行っているところでございます。 ◆河野ゆうき   東京都のほうからは介護保険課長のほうに来たわけですよね。当然、向こうからしてみればカウンターパートだと思うんですけれども、今回はしっかりとそれを政策企画のほうに上げていただいたということで、やっぱりこれ私はここに高齢者福祉施設ゾーンということでそれが整備されるということが決定して、そのときにはこういう障がい者福祉施設ということもあり得るのかなと思ってはいるんですけれども、ただその前提としてやはり板橋キャンパス全体のあり方としてはまちづくりということを昔から主張しているもんですから、そこの点においてやはりまちづくりでの地元の意見というものをしっかりと聞いてもらって、その中にもこういったものを入れるんであるということを検討するんであればいいと思います。ですから、そういう面で言うと、質問としてはそれをいつまでに取りまとめをして、今後は介護保険課のほうから答えを出すのか、それとも政策経営部として出すつもりなのか、その点についてはどうなんでしょう。 ◎介護保険課長   まだ東京都のほうから明確にいつまでということは言われておりませんので、その辺も確認しながら情報交換をしていきたいというふうには思っております。具体的に要望を出すとすれば政策企画課のほうで取りまとめをしていただいて、文書をお渡しするのはもしかしたら介護保険課のほうからということになるかもしれませんが、区としてそういった企画を取りまとめていただいた上で要望を出すということになるかと存じます。 ◆河野ゆうき   今、健康長寿医療センターが25年度開設ですかね、そうすると今の病院から移転をして27年度に取り壊しになるということですので、恐らく24年度中に板橋区の方針を固めてもらって、それで25年度で東京都がこうしましょうということで決定をして、26年度ぐらいから実際どういうふうに活用するのかというのが始まるんだと思うんですけれども、まずやはり地元の要望をぜひ聞いていただきということを重ねて要望しまして終わりにしたいと思います。 ◆松岡しげゆき   なかなか、当該委員会じゃないんで、この板橋キャンパス再編整備基本計画がわからなかったんですけれども、都市整備のほうから資料をいただきました。それを見ますと大体どういうふうになるかというのが皆さんのところにも行っていると思うんですけれども、こういう中で今のナーシングホームは線路の向こう側の介護保険施設ゾーンに移るから、そこは緑化広場ゾーンになって、今の病院があるところが高齢者の福祉施設になりますよというような計画があると聞いております。それは先ほど河野委員もおっしゃっていたように、これからいろいろと意見を取りまとめて、そして開設は29年度というふうに聞いております、高齢者の福祉施設等ね。だからここ数年である程度の方向性を決めなきゃいけない。  ちょっと私がお聞きしたいのは障がい者福祉センター、これ板橋区で第2番目になる。これは例えば板橋区であるならば障がい、あるいはいろんなことを含めまして地域保健福祉計画の中で定めていかなければいけない問題だろうと思うんですけれども、その中に盛り込まれているのかどうか。盛り込まれていなければ今後どういう考えでいるのかどうかをお聞かせください。 ◎障がい者福祉課長   松岡委員おっしゃった第二次板橋区地域保健福祉計画の中では、障がい者福祉センターの改修ということについては計画がございますけれども、新規に障がい者福祉センターを設置するというものはございません。 ◆松岡しげゆき   わかりました。じゃ、1番目に関しては今の計画には何ものっていないということね。そうすると、さっきも言ったように今後、これは27年度までの計画ですよね。今後の方向性としては課長の一存でどうのこうのは言えないんだろうけれども、障がい者福祉センターをつくるということも考えは何もないわけ、将来的には。もう一つあるから十分ですよと。 ◎障がい者福祉課長   今で十分とは思ってはおりませんけれども、いろいろな状況とかそういったものを勘案して必要かどうか、そのときに検討をしなければいけないと思っております。今現在は計画はございません。 ◆松岡しげゆき   わかりました。今のところは将来を決める福祉計画にも何にものってないと。今後その必要性については、とりあえずこの期間内では現状のものが改修を優先されて、今後はその検討をしていく、これはひとつわかりました。  2番目に、先ほどのキャンパス内の今病院が建っているところを取り壊して高齢者福祉施設ができる中に障がい者支援施設を開設していただきたい、こういう話が陳情にのっています。これもこのことの中にはのっているのかどうか、計画としてはどうなのかというのを確認します。 ◎障がい者福祉課長   おっしゃった計画の中にのってございまして、平成27年度までに生活介護施設1,045名の目標を掲げているところでございます。ただ、陳情者がおっしゃっている障がい者支援施設と合致しているかどうかについては、そういった面はございます。 ◆松岡しげゆき   これ何ページですか、教えて。 ◎障がい者福祉課長   計画上の49ページにございます推進事業ということでNo.4ということで載ってございます。 ◆松岡しげゆき   じゃ、これは検討、先ほどもかなざき委員のほうからこれは実施するとなったけれども変わっちゃったというようなことがありましたけれども、これはつくる方向で計画にのっている。それは時期とか場所とかいうのは厳しい状況。それはわかりましたが、それはつくらなきゃいけないという計画になるから今後つくるんだろうと思うんですが、それをこの高齢者の福祉施設、板橋の今の長寿医療センターがあるところの跡地に盛り込める可能性というのはあるんでしょうか。もちろん計画をしてやりますというようなことを言っていますが、ここら辺は可能性というのはあるのかどうかというのを伺いたい。 ◎障がい者福祉課長   先ほどもいろいろスケジュールというか期間が河野委員のほうからお示しがございました。そういった期間の中でうまく盛り込めるのかどうかということについては、なかなか簡単にはいかないのかなと思っているところでございます。計画上はあることはありますけれども、この板橋キャンパスのところに具体的に建てるという計画ではないことは当然ご存じだと思いますけれども、そういう状況でございます。 ◆松岡しげゆき   この障がい者支援施設、これは一般には通所の福祉園、それと重度重複障がい者入所施設、こういうのを考えておられるというようなことも伺いました。その中でもちろん可能性として今の板橋キャンパスの長寿医療センターの跡地に入ればいいけれども、もちろん入れない場合も出てきますよね。そうした場合、建てなきゃという計画は大体どのあたりで建てようとかということを検討はされているの、それともただ漠然とこの期間内で建てようとしていることなのか、ちょっと教えていただきたい。 ◎障がい者福祉課長   生活介護施設につきましては、地域割制度によっていろいろ今福祉園が分かれていて通所をしているところでございます。環七より南側の施設が定員いっぱいでございますので、エリアとしましては板橋キャンパス非常にいいところだなと思っているところではございます。具体的な場所につきましては全庁的なものもございますので、今ここにというものはございません。 ◆松岡しげゆき   わかりました。私の近くに加賀福祉園があり、それから環七のこちら側では小茂根福祉園がある、2か所だけですかね、今のところね。そうなるとこちら側が非常に足りていないという認識がある。そして、将来的にはこれをちゃんとしなきゃいけないという認識もある。しかし現状の場所と予算というものがこれからは大変いろいろと困難があるということはよく理解できました。そういう意味で、もちろん財政当局とのいろんな話し合いも今後必要になってくると思うんですが、やはりこういった計画がある以上はキャンパス内に入れれば1番いいことは第一で頑張っていただきたい。そうすれば土地なんかも余り苦労する必要もないし、これがなければ将来的には土地を探して建てなきゃいけないことになるので、しっかりとそういう総合計画の中で、先ほど河野委員もまちづくりという中でとおっしゃっていましたので、総合的に判断をしてしっかりと進めていただきたい、これは私の個人的な要望です。 ◆荒川なお   今、1番目の障がい者福祉センターが高島平にあると思うんです。もちろんその周辺から通っているという人もいると思うんですが、逆に区役所とか大山周辺から通っている人がどれくらいいるのか、人数はわからないかもしれないですがアバウトでもいいので教えてください。 ◎障がい者福祉課長   今荒川委員おっしゃったように、この区役所の近辺から障がい者福祉センターに通われている方もいらっしゃいます。その数については、さまざまな福祉センターがございますので今把握はしていないところでございます。ただ、この区役所近辺から障がい者福祉センターに通われているということもございますが、障がい者福祉センターの送迎もやってございますので、明らかに利便性が悪いということは一概には言えないのかなと思っております。 ◆荒川なお   今送迎もやっていただいているということ。ただ、そういう人たちにとってみると大山にできるということは利便性があるという認識でよろしいですか。今送迎で車に乗りますよね。かなり長い時間、どれくらいになるというのはわからないですけれども移動が困難な人もいると思うんですが、そういう人たちへの対応というか、考えをちょっと教えてください。 ◎障がい者福祉課長   確かに長時間車に乗っている、あるいは障がいによっては短時間でも非常に苦痛だという方は確かにいらっしゃるかと思います。今当該送迎バスにつきましては車いす対応でやらせていただいてございます。できれば短い時間車等に乗っている時間がふさわしいというのは重々認識はしてございます。 ◆荒川なお   そういう人たちも実際いるわけですから、そういう人たちの目線でぜひ今後も進めていただきたいと思います。 ◆井上温子   まずちょっとお聞きしたいのが板橋キャンパスの再編計画が出たときに、課長としては障がい者の支援施設が足りないという現状において積極的に提案をされたのか、それともされようとしていたのかお聞かせください。 ◎障がい者福祉課長   先ほど来申し上げているように、政策企画課のほうで今区全体の意見を取りまとめているところでございますけれども、障がい者福祉課としましては福祉園の整備を要望したいということは伝えてございます。周辺に施設がないというのも先ほども申し上げました。今空白地帯であるということ。計画上もそういった計画がございますので、そういった障がい者施設をぜひというのは要望としては伝えているところでございます。 ◆井上温子   課長としては前向きに施設を入れていきたいということだというのがわかったんですけれども、あともう一つ、1つ目の陳情のほうでお聞きしたいのが、障がい者福祉センターというのを例えば高齢者の支援施設みたいなものと一体的につくれないものなのかなという質問なんですけれども。 ◎障がい者福祉課長   確かにそういったご意見もあろうかと思いますけれども、今現在まだ具体的にそういった形になっていないところでございますので、今後研究課題としていきたいと思っております。 ◆井上温子   現状では結構、もう課ごとに施設をつくっていくという形だと思うんですけれども、例えば窓口相談業務とか、もちろん専門的な人がいなきゃいけないと思いますけれども、別に隣に障がい者がいて、隣に高齢者がいてもいいわけで、高齢者の人もバリアフリーのほうがいいわけで、さらに言うとベビーカーの人たちだってバリアフリーがいいわけで、何か余り高齢者のための施設、障がい者のための施設と考えずに、ぜひ政策企画課のほうにも障がい者だけを優遇してくれというとちょっと厳しいのかもしれないんですけれども、融合して考えていくというような提案も一緒にされたらどうなのかなと思っております。  あと、もちろんまちづくりを考えてやっていかなきゃいけないというのがあって、もちろん地域の人たちの声を聞いていくというのが必要だとは思うんですけれども、ただ現時点で板橋区が言っている地域の人たちの声が余りにもちょっと限定的になってしまいがちであって、私自身も高島平の七小の跡地問題のとき、当時は議員じゃなかったんですけれども、なかなか意見を言いたくても言える状況がなくて、そういう意味では地域の人たちの声というのを現状ではなかなかきちんと把握し切れていないんだろうなというふうに思っています。そういう意味で、余りそういうところに左右されずに区として何が一番足りないのかというのを地域に理解を求めていくということも必要だなと思っています。結局高齢者の施設がこれだけ足りないんだとか、障がい者の施設がこれだけ足りなくて困っている人たちが何人もいるんですよということを説明してやっていったほうがいいのではないかなと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
    ◎障がい者福祉課長   先ほどおっしゃったいろいろな高齢者の施設と一緒とか、児童の施設と一緒というのは、確かに全国的にもそういった施設があることは承知しておりまして、うまくいっているということも聞いたこともございます。そうはいっても制度ごとの利用者の負担が生じたりとか、運営補助にいろいろ課題があろうかと思いますので、そういったところもまだまだ検討していかなければいけないのかなと思っているところでございます。  また、まちづくりに関しまして地域の皆様方から広く意見を聞くというのはもっともな話でございますので、今後も庁内の連携はもとよりまちの方ともさまざまな意見を聞きながら、いろいろと意見をまとめる作業に加わりたいと思っているところでございます。 ◆井上温子   この前日経の夕刊にも出ていましたよね、子育て支援施設と高齢者支援施設とか障がい者施設を一体化して効率的にやっていますという事例も出ていましたので、ぜひその辺検討していただいて効率的に効果的に提案をしていっていただきたいと思います。  以上です。 ◆かなざき文子   さっき松岡委員が第三期の計画の中に2か所目の障がい者福祉センターが計画にありますかと質問されて、ありませんと答弁されました。昔ありました。いつ消えたのか、なぜ消えたのかを教えてください。 ◎障がい者福祉課長   大変申しわけございません、不勉強でございました。また、今ご質問いただいたことについては今現在把握はしてございません、申しわけありません。 ◆かなざき文子   ここに答弁できる方はいらっしゃるんじゃないかなと思うので、じっとお2人を見ているんですけれども石橋課長でしょうか、それとも森課長でしょうか、答弁が可能なら答弁いただきたいです。地域福祉計画の第二次実施計画というのにきちっと明記されているんですね。地域の障がい者福祉センターを新たにもう1か所設置し文化活動の充実を図るときちっと明記されている。当時、あのとき私の記憶によりますと三田線沿いではなくて東上線のほうに1か所つくりたいというのが議会の中でも答弁で出ていました。はっきりと覚えています。そういう点で必要性はきちっと認められていたし、つくらなければいけないはずなんですよね。それが何かの実情により、恐らく財政状況でしょうか、首をかしげていらっしゃいますが消えてしまったんですよね。今、障がい者自立支援法との絡みの中で、それから今回は総合福祉計画ならぬ総合支援計画ですか、一部分ちょっと難病外れていますけれども難病患者も障がいのほうで入ってきた中で、改めて板難連の方々も今の障がい者福祉センターを使っていますけれども、利便性という中でもう1か所ほしいというのは難病団体の方々からも毎年のように要望が出され続けてきていましたよね。そういう障がい者の団体あるいは難病患者の団体から毎年のように第2の障がい者福祉センターをという要望が出されていたことは。大丈夫ですか、しっかりと答えて。 ◎障がい者福祉課長   その点につきましては存じ上げておりますし、また今回陳情を出されるに当たっても陳情者の方、難病団体の方と十分ご意見等はお伺いしているところでございますので、その辺については承知してございます。 ◆かなざき文子   それから、このゾーンを高齢者については5割減免ですか、東京都のほうが言っているって。だけどそれ以外についてはわからないといわれましたけれども、障がい者の福祉施設だったらさらに減免をしてくれることも言ってもいいんじゃないかと私は思っているぐらいなんですけれども、それは東京都も否定するものでは全然ないと思っています。この間の東京都の都営住宅とか、そういったところでの活用方法を見ていても、それは十分あり得る話だろうと思いますので、それが否定される条件にはならないというふうに考えていますが、いかがですか。 ◎障がい者福祉課長   その辺については今後政策企画課が取りまとめている会の中でいろいろ聞いたり、あるいは東京都のほうに情報収集をして確認をしていきたいと考えております。 ○委員長   それでは、この程度で質疑並びに討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆井上温子   両方とも採択させていただきます。  1番目のほうは、先ほども言いましたように障がい者福祉センターだけを優遇してどうたらというのはなかなか難しいかもしれないんですけれども、いろいろ総合的に考えて高齢者の施設とか子どものための施設とか、その辺を障がい者福祉センターだけどんと大きいのはつくれないかもしれないんですよ。ただ、ちゃんと窓口業務だとか利用施設とか、そういうのはつくっていただきたいと思っています。  2番目についても、先ほど課長も要望したぐらい積極的でいらっしゃるということもわかりましたし、先ほどの陳情のときにもいろいろ話しましたけれども緊急の課題だということで、ぜひ積極的に提案を働きかけていただきたいと思っています。 ◆河野ゆうき   この施設の整備の必要性というか、そういったのは理解するんですね。ただ、事この板橋キャンパスに関してはやっぱりいろいろまちづくりの観点で非常に重要な場所で、やはり板橋の当地で中心市街地なわけですから、それについてはちょっと我々はほかの意見も持っているものですから、板橋区南部でこういった施設が必要だということも確かにそれは理解できるので、それはそれでいろいろ考えていかなきゃいけない課題だと思っています。今回は陳情に関しては継続を主張させていただきます。 ◆かなざき文子   両項目とも採択を主張いたします。  まず、2番目の障がい者福祉センター、非常にいい、利便性もあるし障がいあるいは難病を持っていらっしゃる方々が利用、活用するのにはとても最適な場所とも考えています。同時に養育院としての歴史も140年余りですか。この板橋で世界にも名高い医療と福祉と研究が連携した財産を積み上げてきたわけですよね。これをさらに発展、充実させていくためにも、板橋区として第2の障がい者福祉センターをそこを起点にして、さらなる高齢者・障がい者そして医療・研究、さらなる連携をとっていくという点では非常に大事な事業にもなっていくというふうに受けとめています。そういった点でぜひ積極的に進めていただきたいということをお願いもしまして採択を主張いたします。  2項目めについてももちろんなんですけれども、さっき前段の陳情の審議の中で待ったなしの課題だという点でぜひ強力に進めていただきたいという点で採択を主張します。  ただ、両方を通じて一つだけ。先ほど河野委員が今の健康長寿医療センターの建てかえを進めるに当たって区民に意見ありますか、要望ありますかと聞いたときに、区は区民まつりができる広場があればいい、それしか言わなかったと。それしかありませんでしたって、東京都の当時の部長に言われましたね、前板橋にいましたカリノ部長ですけれどもね。もう私たち唖然としましたけれども。地域住民あるいは議会に聞くこともなくそういうふうに答えてしまったということは、やはり繰り返してはならないというふうに思うんですね。そういう点ではぜひ地域住民、私何回も本会議場で区長に要望もしてきましたけれども、地域住民の意見、要望をきちっと把握した上で東京都に対して要望を上げていただきたいというのはこの陳情の審議の機会にちょっとそのこともつけ加えて述べさせていただきまして、両項目については必要性という点、またさらなる歴史の充実発展という点でぜひお願いしたいということで採択を主張いたします。 ◆松岡しげゆき   きょうの議論を通しまして陳情された方のいろんな思いというのはよく理解をさせていただきました。しかしながら、結論としまして1番と2番は継続を主張させていただきます。  1番目は、まずこの第三期の実施計画にものっていない障がい者福祉センターをつくれといったって急にはできない、計画をまずのせなきゃいけない。以前のっかっていたのがどう削られたという経過もよくわからないし、そこら辺も含めて今後の、必要性は感じているんだけれども計画にものれなかったということも含めて、今後検討、議論をしていきたいと思っております。  それから、2番目の陳情も障がい者の支援施設をつくる計画はあるんだけれども、これはどこにつくるかという問題も含めて、今要望も東京都にも出しているということなので、これも経緯を見ながら、さまざまな角度から今後議論を深めていきたいと思っておりますので、以上2つとも継続をさせていただきます。 ○委員長   それでは以上で意見を終了いたします。  陳情第66号 板橋キャンパス再編整備基本計画の高齢者の福祉施設等ゾーンの中に障がい者福祉センター、障がい者支援施設の設置を求める陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第66号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。           賛成多数(5−3) ○委員長   賛成多数と認めます。  よって、陳情第66号は継続審査とすることに決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、8月21日の閉会中の委員会で継続審査と決定いたしました陳情第29号につきましては10月2日及び本日継続審査と決定したものとあわせて別途議長あて継続審査の申し出を行うことにご異議ございませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議ないものと認め、さよう決定いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、調査事件につきましては、別途議長あて継続調査の申し出を行うことにご異議ございませんか。           (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議ないものと認め、さよう決定いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、健康福祉委員会を閉会いたします。...